オンプレミス環境向け UUP 更新プログラムを提供開始しました

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みなさん、こんにちは。Configuration Manager サポート チームです。

今回は、3 月28日に開始されたオンプレミス環境向け UUP についてです。
UUP とは Unified Update Platform の略で、効率的に更新プログラムをダウンロード・インストールするためのテクノロジーです。UUP により、従来の更新プログラムより高速かつ軽量になります。

Microsoft Update から更新プログラムを取得するデバイスについては、既に Windows 10 バージョン 1709 以降から UUP が導入されていましたが、この度オンプレミス サーバーで更新プログラムを管理する Configuration Manager や WSUS に対しても UUP の提供が開始されました。

まず、UUP 自体の詳しい情報は、こちらを参考にしてください。

オンプレミス環境向け UUP の対象は、Windows 11, version 22H2 の累積更新プログラム、および Windows 10, version 20H1 から Windows 11, version 22H2 までの機能更新プログラムです。

適用される環境の前提は、以下の通りです。

  • Configuration Manager バージョン 2203 以降
  • サポートされているすべてのバージョンの WSUS

配布ポイントに約 10 GB が転送される?

さて前述のとおり軽量化の利点がある UUP ですが、オンプレミス環境で初めて UUP 対象の更新プログラムを展開する際は、約 10 GB の更新プログラムをダウンロードし、配布ポイントに転送する必要がある点にご注意ください。最初の 1 回配布ポイントに転送すれば、以降の更新プログラムは前月との差分コンテンツのみ転送対象となります。

なおクライアントは差分をダウンロードするため大きなサイズがダウンロードされる心配はありませんのでご安心ください。

UUP を利用するために必要となりますので、ぜひ計画の上、ダウンロードを進めてください。

(参考画像)
コンソールから更新プログラムのプロパティ > コンテンツ情報を開くと、サイズが確認できます。
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(参考情報)