Configuration Manager Current Branch 2309 にて変更となった Microsoft ODBC Driver for SQL Server の要件のご紹介

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みなさま、こんにちは。Configuration Manager サポート チームです。

Configuration Manager Current Branch 2309 のアップグレードにて Microsoft ODBC Driver for SQL Server の要件が変更になっております。
要件を満たさない場合はアップグレードの前提条件チェックで失敗してしまうため、今回は対応方法をご紹介させて頂きます。

Microsoft ODBC Driver for SQL Server の要件に関する情報

サイト サーバーとサイト システムの役割を持つサーバーにおいて ODBC Driver for SQL Server 18.1.0 以降の ODBC ドライバーのインストールが必要です。

Title : 現在のブランチのバージョン 2309 の新機能 Configuration Manager - Configuration Managerの SQL ODBC ドライバー サポートの概要
URL : https://learn.microsoft.com/ja-jp/mem/configmgr/core/plan-design/changes/whats-new-in-version-2309#introducing-sql-odbc-driver-support-for-configuration-manager

下記公開情報で SQL Server ODBC ドライバーのインストールが必要なサイト サーバーとサイト システムの役割を持つサーバーを確認できます。
例えば、配布ポイントにはインストールは必要ございません。

Title : Configuration Managerのサイトとサイト システムの前提条件
URL : https://learn.microsoft.com/ja-jp/mem/configmgr/core/plan-design/configs/site-and-site-system-prerequisites

Microsoft ODBC Driver for SQL Server のインストール方法

以下の手順でインストールをご実施くださいませ。

  1. 以下の URL より、18.1.0 以降のバージョンの Microsoft ODBC Driver for SQL Server をダウンロードします。

Title : ODBC Driver for SQL Server のダウンロード
URL : https://learn.microsoft.com/ja-jp/sql/connect/odbc/download-odbc-driver-for-sql-server?view=sql-server-ver16

  1. ダウンロードした「msodbcsql.msi」をダブルクリックします。
  2. セットアップ開始の画面が表示されたら [次へ] をクリックします。
  3. ライセンス条項を確認の上「同意する」にチェックを入れて [次へ] をクリックします。
  4. 機能の選択は特に変更せず [次へ] をクリックします。
  5. [インストール] をクリックします。
  6. インストールの完了画面で [完了] をクリックしたら、インストール完了です。

補足

Microsoft ODBC Driver for SQL Server のインストールによる OS 再起動は発生いたしませんので、ご安心くださいませ。
また、サイト サーバーの役割を持つサーバーのみに SQL Server 18.1.0 以降の ODBC ドライバーをインストールすることで、ConfigMgr 2309 のバージョンアップにおける前提条件チェックに合格します。
ConfigMgr 2309 へのバージョンアップを実施しますと、管理ポイント等のサイト システム サーバーには必要に応じて SQL Server ODBC ドライバーがインストールされる動作となりますため、サイト サーバーの役割を持つサーバーにのみ SQL Server 18.1.0 以降の ODBC ドライバーのインストールを実施後、ConfigMgr 2309 へのバージョンアップを実施ください。