WSUS アンインストール手順について (Windows Server 2022 対応版)

Last Update:

皆さま、こんにちは。WSUS サポート チームです。
今回は Windows Server 2022 に対応した WSUS を完全にアンインストールする手順をご紹介します。Windows Server 2022 にて WSUS の構築や、検証を行っていらっしゃる皆さまは、是非ご覧ください。


Windows Server 2022 環境の WSUS をアンインストールする手順

a. 役割と機能のアンインストール

サーバー マネージャーを使用して、WSUS サーバー、IIS、Windows Internal Database の役割と機能をアンインストールします。
なお、WSUS サーバーのデータベースに、SQL Server をご利用の場合は、本手順を実施後、別途 WSUS データベース (SUSDB) を手動で削除してください。

  1. [スタート] にて、[サーバー マネージャー] を起動します。
  2. 画面右上の [管理] メニューを選択し、[役割と機能の削除]を選択します。
  3. [開始する前に] ページにて、[次へ] ボタンを選択します。
  4. [サーバーの選択] ページにて、[次へ] ボタンを選択します。
  5. [サーバーの役割] ページにて、[Windows Server Update Services] チェック ボックスをオフにします。
  6. [役割と機能の削除ウィザード] ダイアログ ボックスが表示されます。
    [管理ツールを削除する (存在する場合)] チェック ボックスがオンであることを確認し、 [機能の削除] ボタンを選択します。
  7. IIS を他のアプリケーションで利用していない場合は、[Web Server (IIS)] のチェックをオフにします。
  8. [役割と機能の削除ウィザード] ダイアログ ボックスが表示されます。
    [管理ツールを削除する (存在する場合)] チェック ボックスがオンであることを確認し、 [機能の削除] ボタンを選択します。
  9. [次へ] を選択します。
  10. [機能] ページにて、[Windows Internal Database] チェック ボックスをオフにします。
    ※ WSUS サーバーのデータベースに、SQL Server をご利用されている場合は、本手順をスキップしてください。
  11. [次へ] を選択します。
  12. [確認] ページにて、[削除] ボタンを選択します。
    ※ 即時再起動して問題ない場合は、[必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する] チェック ボックスをオンにします。
  13. アンインストール後に、[閉じる] を選択し、OS の再起動を行います。

b. 削除されたサービスの確認

a. の作業完了後、以下のサービスが削除されている事を確認します。

  • WSUS Services
  • WSUS Certificate Server
  • Windows Internal Database
  • Windows Internal Database VSS Writer (Windows Internal Database VSS ライター)

IIS も削除した場合は、以下のサービスも削除されます。

  • IIS Admin Service (IIS 管理サービス)
  • World Wide Web Publishing Service
  • Web Management Service

c. 残存するデータベースファイルの削除

  • Windows Internal Database をご利用の場合
    以下フォルダー内のファイルを、全て手動で削除します。
1
%windir%\WID\DATA

(アンインストール後、WSUS の再インストールを実施する場合には、 SQL サーバーへ新たなインスタンスを追加してください。)
SQL Server のインスタンスへの機能の追加 (セットアップ)

※ “SUSDB.mdf”、”SUSDB_log.ldf” ファイルが WSUS に関連するファイルとなります。

d. WSUS コンテンツ フォルダーの削除

インストール時に指定した WSUS コンテンツ フォルダーを手動で削除します。

※ (インストールパスを C:\WSUS とした場合) “C:\WSUS\WSUSContent” になります。

e. Microsoft Report Viewer の削除方法

レポート参照用に Microsoft Report Viewer 2012 Runtime 再頒布可能パッケージをインストールした場合は、以下の手順でアンインストールします。

  1. [スタート] の [設定] にて [アプリ] を選択し、[アプリと機能] を開きます。
  2. [Microsoft Report Viewer 2012 ランタイム] を選択し、[アンインストール] を選択します。
  3. [アンインストール] を選択します。

補足情報

手順「a. 役割と機能のアンインストール」にて IIS を削除しない場合は、WSUS のアプリケーション プールと仮想ディレクトリは IIS に残存します。
WSUS のアプリケーション プールと仮想ディレクトリを IIS から手動で削除するには、以下の手順をご実施ください。

  1. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー] を起動します。
  2. [接続] ペインにて、[サイト] を選択します。
  3. [WSUS の管理] を選択し、[操作] ペインの [削除] を選択します。
  4. [削除の確認] ダイアログ ボックスにて、[はい] を選択します。
  5. [接続] ペインにて、[アプリケーション プール] を選択します。
  6. [WsusPool] を選択し、[操作] ペインの [削除] を選択します。
  7. [削除の確認] ダイアログ ボックスにて、[はい] を選択します。

以上、Windows Server 2022 WSUS のアンインストール手順のご案内でした。