改訂履歴
- 2026/8/5 スクリプトを使用した手順の実行方法を追記
- 2026/7/21 初版
概要
皆様、こんにちは。Configuration Manager/WSUS サポート チームです。
米国時間 2026/7/20 に、WSUS 同期時間の増加やタイムアウトの問題に関する情報が公開されました。
- Windows Server Update Services sync operations might have issues or time out
- Resolved: Windows Server Update Services sync operations issues and timeouts
Microsoft は、Windows Server Update Services(WSUS) チャネルへの公開されたテスト検出データの蓄積によるサービスの劣化を特定しました。
この検出データの蓄積によって WSUS サーバーで同期時間の増加や同期操作のタイムアウトが発生することがあります。この問題は最近始まり 2026/7/13 から影響が顕著になりました。
Microsoft はこの問題に対する緩和策を 2026/7/18 に展開しました。WSUSサーバーの同期の問題は解消され、新しい WSUS のインストールおよび再構築でも正常に動作することを確認しております。
この対策により、新たにインストールまたは再構築された WSUS サーバーがこの問題に直面することを防ぎます。
なお、クライアント コンピューターでは、この問題により WSUS や Configuration Manager のソフトウェアの更新ポイントに対するスキャンの失敗やタイムアウトを引き起こす可能性があります。
この影響を受けたクライアントは、以下のエラー コードを記録することがあります。
- 0x80244010: WU_E_PT_EXCEEDED_MAX_SERVER_TRIPS
- 0x8024400E: WU_E_PT_SOAP_SERVER
- 0x80244007: WU_E_PT_SOAPCLIENT_SOAPFAULT
- 0x80244022: Service unavailable
- 0x80240439: WU_E_PT_INVALID_FORMAT
- 0x80072EE2: WININET timeout
この問題の影響が続く WSUS サーバーにつきましては、お手数をおかけしますが、上記 2 番目の公開情報の「Resolution」に記載の手順を実行して WSUS サーバーを通常の状態に復元することをご検討ください。
WSUS データベースのバックアップ手順や SQL クエリの実行手順につきましては、当サポート チームにて以下の記事を日本語で公開しておりますので、こちらもご参考としていただけますと幸いです。
スクリプトを使用した手順の実行方法
SUSDB のバックアップ後は、今回公開した WSUS データベース メンテナンス スクリプトのご紹介 で紹介している SUSDB-Maintenance スクリプトを使用することで、「Resolution」に記載されているバックアップ以外の手順 2 および手順 3 を実行できます。
最初に [M] で MaxXMLPerRequest を 0 に変更し、続けて [D] で問題のテスト検出データを削除します。
その後、WSUS が安定し、クライアントが正常にスキャンできることを確認してから、再度 [M] を実行して MaxXMLPerRequest を既定値の 5242880 に戻します。
なお、すべてのメンテナンスを実行する [RA] には [M] の処理が含まれないため、[M] は個別に実行してください。設定の変更やテスト検出データの削除後は、スクリプトの表示および公開情報に従って IIS を再起動してください。
各ステップが完了したときにログへ記録されるメッセージの例は、次のとおりです。ログは、スクリプトを配置したフォルダーに出力されます。件数および実行時間は環境によって異なります。
[M] で MaxXMLPerRequest を 0 に変更
1 | --> Begin toggle MaxXMLPerRequest |
変更を反映するには、iisreset コマンドの実行が必要です。
[D] でテスト検出データを削除
1 | --> Begin delete test detectoids |
変更を反映するには、iisreset コマンドの実行が必要です。
[M] で MaxXMLPerRequest を既定値に変更
1 | --> Begin toggle MaxXMLPerRequest |
変更を反映するには、iisreset コマンドの実行が必要です。
留意事項
環境によっては [D] の処理に時間を要する場合があります。
その場合は、事前に [12](インデックスの再構築と統計情報の更新)を実行して、データベースを最適化してください。[12] も環境によっては数時間かかることがあるため、十分な作業時間を確保してください。
また、多量のレコードを削除した後は、SUSDB のインデックスが断片化しますので、作業実施完了後も任意のタイミングで [12] を実行することをお勧めします。
1 | --> Begin reindex and update statistics |